こんにちは。じーむです。
普段から僕の残念な文章を読んでいる方は察しているかもしれませんが、僕は本が嫌いです。ちなみに、察した方は「本好きは文章力が高い」という傲慢な考えの持ち主なので反省してくださいね(対偶を取ってみてください)
というわけで、今回は本嫌いな僕でも読めてしまった読みやすくて面白い本を3つご紹介します。この3という数字からやる気のなさを感じられた人はすごい!ミュウツーですか?なお、ここでの「読みやすい」とは文字数の少なさを意味しています。
なんとなく、クリスタル
- 作者:田中 康夫
- 発売日: 2013/11/06
- メディア: 文庫
225ページしかない本文のなんと半分が注釈ですが、この注釈が面白いのです。
この通り。なかなかエッジが効いていますが、どちらかというと筆者はエッチです。なので、当然内容も一部エッチです。高校生の頃は「エロいな〜」としか思わなかったのですが、大学生になってから読むとまた印象が変わってきて「エッロいな〜」に変わります。
というのは半分くらい冗談で、現代ではなかなか実感することのない「豊かさ」と、「クリスタルな生き方」を肌に感じられる良い作品でした。そして、この本に関してはそれでおしまいで良いと思っています。
本当にただの旅行記です。しかも薄い*1。狡猾な外国人が山ほど出てくるのでこの本を読んで「異国を旅をしたい!」とはあまり思いませんでしたが、僕が出先で本当に何もしない旅を好むのは、少なからずこの本に影響を受けているのかもしれません。
この物語の時間スケールは普通に学生生活を送っていると考えられないくらいゆったりしています。僕も気づいたら就職や結婚のことを考えるようになっていました。思い立ったらすぐ何にも縛られずに旅を出来る時期はおそらく大学生が最後でしょう。欲を言えば、もっともっと旅をしておくべきだったと思います。
なんの話でしたっけ?
青空の向こう
- 作者:アレックス・シアラー
- 発売日: 2018/10/25
- メディア: 文庫
ではなく、本当に良かったです。事故で死んでしまった少年が幽霊として現世にとどまり「やり残したこと」をするというなんともありふれた話なのですが、なんというか「身近な人を大切にしよう」しようという気持ちになれます。僕が初めて読んだのは中学受験の模試で、読んでいて泣いてしまったという可愛すぎるエピソードがあります。それで、模試が終わってすぐ本屋に行って買ってもらいました。
僕含めフォロワーの皆さんは人のココロを欠いているのでこれを読み、小学生の頃のじーむ少年のように豊かな感受性を取り戻してください。
というわけで結構テキトーに書いたのですが、紹介した本自体はマジでオススメなのでぜひ読んでみてください。春休みですしね。
ちなみに持論ですが、本は学ぶために読むべきではないと思っています。娯楽ですからね、履き違えないようにしたいものです。
アーアー、本は新品で買わずにブックオフで購入すると🉐らしいですよ。
評判が良かったら第2弾などもあるかもしれませんが、ないかもしれません。それでは。
*1:シリーズものなので全部読んだらそりゃ結構多いです