こんにちは。じーむの「童話を論破」のお時間です。
みなさんは覚えていますか?イソップ童話の『狐と鶴のご馳走』という話。
たしか小学生の教科書に載っていた気がします。
ウィキペディアからあらすじを引用すると
意地悪好きの狐が鶴に「ご馳走するからいらっしゃい」と招待し、やって来た鶴にわざと平たい皿に入れたスープを差し出す。鶴はクチバシが長いため飲めない。それを見ながら狐はおいしそうにスープを飲む。
しばらく後、鶴は狐に「先日はご馳走をありがとう、今度は私がご馳走するからいらっしゃい」と言って、訪れた狐に細長い口の壷に入れた肉を差し出す。狐はクチバシがないのでそれを食べられない。それを見ながら鶴はおいしそうにクチバシで中の肉をつまんで食べる。
くだんね〜〜〜〜〜〜〜〜
「割れよ、ツボを」と当時の僕は狐の愚かさに怒りすら覚えたものです。
ウィキペディアによれば
他人を傷つけた者は、いつか自分も同じように傷つけられる。
たとえ善意からくる行動であっても思慮が足りないと相手に受け入れられず、互いに傷つく。
が教訓らしいですが、僕に言わせれば
「バカは損をこく」
ですね。
マジレスすると、このツルはキツネにされたのと全く同じ手口でやり返しており、人間性としては同レベルなんですよ。
ここで「快くキツネにご馳走し、キツネが改心した」のような展開であれば訓話なのですが……
結局、キレを隠せず意趣返しして周り拍手喝采みたいな、昨今のスカッと嘘松ツイートみたいなしょうもな話になっています。この点もダメですね。
そういうわけで、みなさんはお子さんに『狐と鶴のごちそう』なんて読み聞かせせず、『嘘喰い』を読ませて賢い子どもに育て上げましょう。
ハイ、おわりおわりおしりおしりウンコウンコ