ぱらダイアリー

読むタイプのウンコです

新日日の演習


みなさんこんにちは。サイコショッカーです。ビビビッ。




突然ですが、パパに頂きました。タイトルのやつです。



じーむ家は親子揃って東京出版のファンで、月刊『大学への数学』で高校数学を学んでいました。



月刊誌の方のバックナンバーは捨ててしまったそうですが、増刊号の『新日日の演習』はとってあったらしく、先ほど部屋の掃除をしていたら発掘したそうです。




なんと、昭和57年刊行です。昭和57年っつったら1982年*1ですから、40年くらい前ですか。超骨董品をもらってしまいました。




面白いのは目次です。この雑誌は文理共通の範囲までを収録しているそうですが、「行列と一次変換」という項目が目を引きます。これは旧課程では数Cに分類されていましたが、現行の新課程では課程外となってしまい、今の高校生は学校で学んでいない(といっても、ベクトルや方程式に考え方の断片を垣間見ることができる)分野です。昔は文理共通分野だったんですね。





問題や解答のテイストは今のものとほとんど変わりません。相変わらずスマートで無駄のない読み口です。ついでに言えば、やっていることも大して今と変わりません。当たり前といえば当たり前なのですが、なんか感慨深いものがありますね。戦前としては珍しく女性で理系に進んだ祖母じーむも僕が勉強している横で「あ、増減表ね。懐かしいわ。」とか言っていたので、時代は変われど学ぶ内容は変わりません。問題右下にある出典の数字は昭和の年度を意味するんでしょう。こういうところは今と違いますね(今は西暦の下2ケタ表示)。




前書きなどから察するに、この『新日日の演習』は今で言うところの『新数学スタンダード演習』にあたる書物だと思われます。




章立ての仕方は今の方が丁寧な気がします。それともカリキュラムの問題でしょうか。





問題や解答の体裁は昔と変わらないことが分かります。違いを強いて言うなら、難易度と目標時間が問題ごとに設定されていることでしょうか。昔の良さをそのままに、使いやすさがアップしている感じです。ビビビッ。




ちなみに、福田邦彦さんと安田享さんは今でも現役です。東京出版は僕が受験生の年(2016年)に60周年を迎えましたが、40年前も現役だったということは、その歴史をともに歩んできた大ベテランということです。偉大ですね。



とまあ、僕の溢れる東京出版愛を語ったわけですが、東京出版は本当に神なので受験生諸君はチャー○とかフォー○スゴールドみたいなワケのわからない漬物石を読んでないで、東京出版の書籍を読み漁ってください。



























ちなみに、僕は青チャートで数学を身につけました。数研出版サイコー!サイコーすぎてサイコショッカーになった。ビビビッ。



ぱぱじーむの部屋は「難系の英文法問題集」とか貴重な問題集の宝庫なので、今度漁ろうと思います。それでは、おちんちん(別れの挨拶)!

*1:昭和の年度+25で西暦の下2ケタである