ぱらダイアリー

読むタイプのウンコです

【レシピ】ぱらじーむのパラパラチャーハン


こんにちは。じーむです。


緊急事態宣言が出され、本当にえらいこっちゃって感じですね。こうも停滞したムードが漂うとフラストレーションが溜まります。


みなさんは、フラストレーションが溜まったときはどうやって発散しますか?僕はムチャクチャに身体を動かしてグッスリ眠ったりします。母親はムチャクチャに凝った料理を作り始めるので、人によって形は違うと思いますが、共通して言えるのは何かに没頭して現状から意識を切り離すということです。


ところで先ほど話したように、母じーむは料理がムチャクチャに上手いです。どれくらい上手いかというと、鮭お茶漬けひとつ作るのにもこの凝りようです。鮭フレークじゃなくてグリルした鮭を使うあたりがこだわってます(とくこう1.5倍)


パンもこのレベルのを作ってきます。店か?


そういうわけで、僕は家の料理でこれは微妙やわ……と思ったことがほとんどありません。なんなら、外食より家のご飯の方が圧倒的に美味いです。















たった2つのメニューを除いては。


中学1年生の頃、僕は衝撃を受けました。王将のチャーハンを食べたときです。


当時、僕の中でチャーハンは母親が昼に作るピーマンとかカマボコとか入った何でもありな混ぜ飯でした。もちろん、中華料理屋でチャーハンを食べる機会はあったのですが、そこまで美味しいというイメージはありませんでした。


ですが、王将のチャーハンは僕の食べてきた全てのチャーハンを過去のものにしました。「美味すぎた」のです。言ってみれば、ある種のぱらダイムシフトです。


僕は家に帰るとすぐに


ぼく「母さん!ネギと焼豚しか入っていないような本格的なパラパラチャーハンを作って!」

母「ムリムリ(笑)家庭用のコンロの火力じゃああはならないんだよ




僕は絶望しました。


そんな中、転機が訪れます。


僕の中高(一貫校でした)は変わった授業をしていて、土曜の三限四限は教員が好きな講座を開講して、その中から自分が受けたい奴を履修するという大学のような形式でした。


僕は当時大好きだった化学の先生の『料理を化学する』講座を履修していました。この講座は本当に楽しくて、一限目にグルテンの化学的な構造や性質についての講義があって、二限目はうどんをこねて茹でて食べる、みたいな感じで講義+調理実習のスタイルです。全部化学実験室でやります(衛生的にどうなんだ)


その化学の先生は料理が趣味の人でした。僕は講義が終わった後、その先生に家庭でパラパラチャーハンが作れるか相談してみました。


先生「作れるよ」

ぼく「マジかい」


僕は先生から教わったレシピを持ち帰り、帰ってすぐさま「次の日*1の昼ごはんは僕が作る!」と興奮を抑えきれない様子で高らかに宣言したのを今でもよく覚えています。


さて、今回紹介するレシピは、あれから10年弱経って様々に改良が加えられたものです。


まずは材料(1人前)から

  1. ごはん(お茶碗1.5杯くらい)
  2. 卵(1個)
  3. ごま油(ちょっと多め)
  4. 白ネギ(お好み)
  5. 焼豚(お好み、多いと美味しい)
  6. 中華味の素(ぶっちゃけ塩コショウでも良い、写真には写し忘れました)

追記(2020/4/22)
初めて作るときは一人前がいいです。しっかり混ぜて満遍なく火を通さないとグチャグチャになってしまう可能性があります。多くても2人前までだと思います。


1.白ネギと焼豚を切る


テキトーに切ってください。


2.卵を割って、かき混ぜる


この辺もテキトーで良いです。


3.おたま一杯分の卵を確保する

やらなくても良いですが、これをやっておく方が仕上がりが綺麗になるのでオススメします。これが僕流レシピの最大の改良ポイントになります。詳しくは次の工程で説明します。


4.卵の皿に米を入れ、ごま油をたっぷり入れてよくかき混ぜる


お店のチャーハンは油→卵→ご飯の順に鍋に入れ、これをうまいことかき混ぜながら炒めていくことで米が油と卵でコーティングされてパラパラになります。しかし、これには技術が要ります。そこで、あらかじめ卵かけご飯の状態にしてご飯と油と卵が混ざった状態にしておけば、擬似的にそれを再現できるというわけです。これ自体は割と有名な手法だと思います。


しかし、このやり方には欠点があります。出来上がりの時に全体がなんとなく黄色くなるだけで、チャーハンにまばらに混ざる卵の塊を感じられないというところです。


そこで、僕はあらかじめ卵として残る部分を確保しておき、油→卵→油と卵の混ざったごはんの順に炒めることでこれを克服しました。


このやり方はほぼ失敗しません。一個気をつけなければならないのは卵が多すぎると全体的にボソボソしてしまうところです。卵は1人前につに1個です。これ以上使うと食感を損ないます。米のコーティングは油に任せちゃって、卵はちょっと少なめくらいが良いバランスだと思います。


ちなみに、僕はこの段階で中華味の素を加えて混ぜてしまいます。理由は以前、塩分は熱を加えると塩味が丸くなってなんかいいみたいな感じのを見たからというだけで、別にどのタイミングで味付けしても良いと思います。なんなら、炒め終わって味見して薄ければ足します。


5.フライパンを強火で熱して湯気が出てきたらごま油(たっぷり)→卵→混ぜご飯の順に入れて手早くかき回す
ここから先の工程はスピードが大切なのと火を扱っているのとで写真がありません。すみません。


ここでひとつポイントがあります。ある材料を使うのです。それが………


































ニチレイの具材たっぷり五目炒飯です!!!!!!!!!!





ラップをかけずに4分半チンするだけ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!





美味い!!!!!!!!!!!!!!





























というのは嘘です。


炒めてくるとそのうちパラパラになってきます。そのタイミングで火を弱めて具材を入れてそのまま少し炒めます。味見をして薄いようでしたら適宜調節してください。


出来上がりはこんな感じです。


美味しい!



とっても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてください。本当にお店の味が家で再現できてビックリすると思いますよ!
















ところで何か忘れているような…………………*2

*1:日曜日である

*2:ヒント:チャーハンともうひとつ。正解はこの記事の冒頭。