ぱらダイアリー

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英語学習について ライティングのこと

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こんにちは。じーむです。


今日は英語学習におけるライティングについて書こうと思います。


多くの人に取って日常で英語を書く機会はまあないので基本的には資格試験対策になります。




究極の方法、まとまった英文を丸覚えする

結論から言います。これが手っ取り早いです。まとまった英文というのがポイントで、英検対策なら英検の過去問の模範解答を、TOEFL対策ならTOEFLの過去問の模範解答を、大学受験対策なら問題集の模範解答を丸覚えすれば良いです。


短文を300とか400とか覚えるのは、精神力の強い人がやれば良いです。僕は無理でした。


高校生の頃、英作文の問題集を何冊か丸覚えしたら模試で失点しなくなりましたし、英検1級を受けた際も200wordsくらいのモデルエッセイを50個くらい覚えたらなんとかなったので、脳筋なようでおそらくこれが正しいやり方なんじゃないかと思います。少なくとも、エッセイで困ることはほぼ無くなると思います。


そういうわけで、自由英作文の内容を見てもらう以外の用事で書いた英文をわざわざ添削してもらいにいくのは時間の無駄じゃないかな〜とすら思ってます。だって、模範解答を丸々書けるようになったら満点なんですから。


では、サヴァンよろしく超人記憶力で見た英文を全て記憶すれば良いというわけでもなく、凡人記憶力の僕はちょっと工夫して文章を覚えていました。以下、やり方を書きます。


はじめに、最も大切なことを言います。


書かない


単語のところでも軽く言いましたけど、書くのは時間の無駄です。頭の中に内容が浮かべば、本番ではそれをそのまま書けば良いだけです。スペルの怪しい単語がある人はそれだけ練習してください。


以前、300くらいある暗唱用英文を5回ずつ書いている同級生を見たことがあります。そいつは結局全部覚えてませんでした。人間、そんなものです。書いただけじゃ覚えませんよ。


ではどうするかというと、単語の暗記と同じく短期間で大量に回すのです。


そのために音読してください。


音読なら書く時間の1/10くらいしかかかりません。5回書くより、50回音読する方が確実です。


ここでポイントがあります。


英文を見ながら音読しないこと


見たものを口に出すだけじゃ脳への負荷が足りなくて覚えません。散歩でフルマラソンに耐え得る心肺を得ようとするみたいなもんです。見ずに言う、これが肝心です。つまり暗唱ですね。


ただ、それだと発音した文章が合っているか分かりませんよね?大丈夫。簡単な解決策があります。


録音する


自分の声は鬱ですし、発音もキモくて鬱ですし、肝心の英文も言えなくて鬱で、とにかく鬱のミルフィーなんですけど、この録音が重要であることを断言しておきます。


よく英語学習の方法論で「音読しろ!」って言いますよね。でも、僕は音読しっぱなしはなんの意味もないと思いますよ。自分がどんな風に発音していて、何を言ったのかに対するフィードバックが無かったら、問題集を解きっぱなしにするみたいなもんですからね。


ちゃんと録音して、自分の言った文章が逐一正しいか確認する。この手間を惜しまない様にするのが上達の秘訣だと思います。


というわけで、ライティング出来るようになるには英文を丸覚えすれば良くて、その方法は

・何度も音読する
・英文は見ない
・必ず録音する

というだけのシンプルなものです。お試しください。




エッセイを覚える場合

先ほど200wordsの英文を50個覚えたと言いましたが、実は盛ってます。すみません。


有名な話ですが、エッセイには型があり

  • 序論
  • 本論1
  • 本論2
  • 本論3
  • 結論

という風になっていて、このうち序論と本論は既に定型表現みたいなものがあるので、実質新たに覚えるのは200wordsの60%である120wordsくらいなんですね。


序論と結論の具体的なフォーマットはエッセイの参考書とかに載っているはずなので詳しく書きませんが、たとえば


序論
There have been a lot of debates and discussions about ○○.
I think ○○ for the following three reasons.


結論
In conclusion, for the three reasons mentioned above, I think ○○.


みたいな感じで、この○○のところだけテーマに合わせて変えて書くようにすれば結構文字数稼げます。大体のテーマに流用できますし覚え🉐ですよ。これ含めて3種類くらいフォーマットを持っておけばOKです。




補足的なトレーニン

さて、上のことをやれば大抵の文章を書けるようになりますが、さらにライティング能力を磨きたいという人のために僕がやっていた別のトレーニングを2つほど紹介しておきます。


まずは語彙力。やはり、これがないと始まりません。知らんもんは書けませんからね。とにかく使える表現を溜めておくのが大切です。


たとえば昨今注目されている「自動運転の車」。これは
driverless car
self-driving car

なんて言います。変わり種としては
AI-equipped car
みたいな表現もあります。


こういうのって、単語帳には載っていないですよね。知っている単語だけで構成されているけど、知らないと書けないはずです。そんな感じで、書くために必要な語彙というのも少なからず存在するので、目の前の単語帳だけに満足しないで、ニュースとか英文から貪欲に語彙を得ようとする姿勢が大切です。


まあ、これも英文暗唱によってある程度はなんとかなるのでそこまで心配しなくて良いかもしれません。そんな有益な情報じゃなくてすみません。


次に、文法。試験で減点される一番の原因はこれです。複数形をミスったり、冠詞を抜いたり、時制がイカれたり、用法が狂ってたり、そんなことの積み重ねで得点が消えてしまう人がいるようです。


そういうわけで、正確な文章を書きたいなら文法はバカにしちゃいけません。じゃあロイヤル英文法を読めば良いかと言うとそうではなくて、正誤問題をたくさん解きましょう。


正誤問題というのは、文章中の誤っている表現を指摘して訂正するタイプの問題です。


これって要は自分の書いた英文を校正するトレーニンなんですよ。ひと通り文章を書き終えたら、それに対して正誤問題を解く様に文法エラーをチェックする。それだけで先ほど挙げたようなつまらないミスは激減するはずです。


というか、正誤の力がつけば書く段階からエラーが消えます。これは高2のときに正誤問題を本当に死ぬほど解かされた僕により実証済みです。文法ミスが激減しました。


問題集はこれを使いました。

シンプルで良かったです。これとは別によくわからん私大の赤本に載っているやつも大量に解かされました。そういう環境にいる人はやってみてください。




というわけで、長々とライティングの勉強法について書いてきました。


言ってしまえば、文章をたくさん覚えて、単語を覚えて、文法力をつけるというだけの話なんですけど、それぞれのステージにおいて要点を理解して、効率よく勉強するのが重要なんですね。


それでは。