ぱらダイアリー

読むタイプのウンコです

英語の勉強をしたいけど何をやったら良いか分からない大学生・社会人向けの記事

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こんにちは。じーむです。


今日はタイトルの通りで、英語を勉強したいけど何をやったら良いか分からない大学生・社会人向けに、僕が個人的にこれやったらええんでね?って思っている勉強法を書きます。


資格試験を控えている人

その勉強をしてください。終わり。


資格そのものは無意味極まりないですが、本当に価値があるのは資格試験によりモチベーションが刺激される期間です。短期的・集中的なインプットをする時間は学生の間ぐらいしか取れないと思うので、ダラダラ過ごしがちな学生はトライしてみるのが良いです。

そうでない人

こっちが本筋。まず先に、結構な人がやりがちだけどあんまりオススメしない勉強法を書きます。


1. 多読
たくさん読むことを多読と言います。多読の基本方針は「多少知らない単語があっても読み飛ばす」「とにかく量を読む」です。つまり、単語力が身に付かない。


まあ、大して単語力を求められない大学受験とかでやるのはかなり効果的なんですけどね、それなりのボキャブラリーを求められる大学生以降が日常学習の基軸とするにはお粗末すぎる気がしますね。既に圧倒的なボキャビルをこなした上で好きな題材を読みまくる分には良いと思うんですが、その域に達している人はごくわずかでしょう。12000語をマスターした僕でも足りないと思います。


快適に文章を読むには登場する単語の95%くらい知らないとダメらしいです。それなりに英語に興味を持っている大半の人々の単語力はおそらく4000〜6000wordsなので、そうなるとほとんど読める題材がなくなってしまうわけです。


よく、英語で『星の王子様』とか『美女と野獣』を読もう!なんて本がありますけど、楽しいですか?アレ。しょうもなくないですか?


まあ僕の感性が貧しいだけならすんませんって感じですけど、わざわざ20なんぼにもなって子ども向けの童話を読む人は珍しい気がしますね。


そもそも僕は物語文が嫌いなんですよ。多読なんてやってられへんわ。


※一応高校生向けに
多読はボキャビルという点では無意味ですが、たしかに速く読む力はつくので受験勉強の補助としてやるのは良いと思います。僕のオススメはラダーシリーズです。


ラダーシリーズとは、英語学習者向けに書かれた洋書です。使用する語彙ごとにレベル分けされているのが特徴です。下の方のレベルは物語ばかりでアホですが、上の方のレベルは簡単な英語で論説チックな文を読めるのでオススメです。これを1冊読むとだいたい7000wordsくらいなので、長文を10個ちょっと読むくらいの練習になります。ウンコしてるときとかにやるとかなりgoodです。



2. ニュース番組やTIMEなどの外人向けコンテンツ
これはイキった大学生がかなりやりがちです。が、分からないものを見ても分からないまま終わるので、本当に時間の無駄です。つまり、フィードバックのない学習なので問題を解いて丸付けをしないみたいな状態なんです。


これも結局、英語ムキムキ星人は英語力がムキムキなので何かしらを吸収出来るんですけど、そうでない人が大半なのですから、まずは大人しく有料でサポートの手厚い教材を試すのが良いかと思われます。


僕も大学1年生の頃イキってTIMEを定期購読したりしましたけど、結局1/3くらいしか読み切りませんでした。金の無駄すぎる。


個人的にコレはマシかなと思っているのがCNN10です。これはアメリカのティーンエイジャー向けに編集された10分のニュース番組で、平日は毎日YouTubeで更新しており、ホームページからスクリプトを手に入れることもできます。これを使ってシャドーイングとかするのはアリです。ただ、僕が聞いても相当速いですし、毎日これをやるのはかなりタフで長続きしないと思います。






色々書きましたけど、上の2つに共通しているのは問題演習がないことです。問題演習によって自分の理解が正しいかを確認する作業は極めて重要です。どんな学習をしても良いですが、これを疎かにすると定着がイマイチになるということだけは覚えておくべきです。


さて、筋の悪い勉強法叩きは以上です。ここからは本題に入ります。結局、何がオススメなのか。


結論から言いましょう。ズバリ日本の英語雑誌です。


理由としては3つあります。まず、以前の記事で紹介した通り、英語学習の二本柱は単語力リスニング力です。これをいっぺんに補強できるような勉強がお得ですね。英語雑誌はその点単語帳に載っていないような口語表現や、最近使われ始めた新鮮な表現、ネイティブは当たり前に使うイディオムなどが丁寧な解説付きで掲載されていますし、ネイティブの生音声をスクリプト付きで再生スピードを変えながら聴くことができます。


次に、問題演習によるフィードバックです。ノンネイティブ向けの記事や音声はこれが欠けているので、有料版のサポートが手厚い教材がピッタリなのです。


最後に、継続です。勉強は継続しないと意味がありません。その点、毎月発刊される雑誌は頻度が多すぎず少なすぎず、ペース配分を掴むのにちょうど良いのです。


そこで、僕が読んだことある英語雑誌を3つほど紹介します。せっかくなのでそれっぽく難易度、面白さ、使いやすさ、オススメ度を☆でレビューします。最大☆3つです。ちなみに、全部僕の主観です。悪しからず。


難易度: ☆☆〜☆☆☆
面白さ:☆☆☆
使いやすさ: ☆☆☆
オススメ度: ☆☆☆

CNN ENGLISH EXPRESSです。一番オススメ。CNNニュースのスクリプトと生音声でリーディングもリスニングも鍛え上げることができます。ニュースが題材なので読んでいて面白いですし、特集も英語学習や留学にフォーカスを当てたストイックなやつが多めです。


難易度順に記事が編集されている点に気配りが感じられますね。


何より嬉しいのが問題集付きなことです。問題集を解きながらテンポよく学習できます。この問題集がとにかく充実していて、内容一致、ディクテーション、ボキャビル、英作文とひと通り揃っています。これやるだけで1ヶ月丸々遊べますよ!音声をDLするアプリも非常に機能豊富で優れており文句なしです。迷ったら絶対にコレ!毎号買っています!



難易度: ☆☆☆
面白さ:☆☆
使いやすさ: ☆☆
オススメ度: ☆☆

ENGLISH JOURNALです。こいつは有名人へのインタビュー記事をウリにしています。僕は外国の有名人を全然知らないのでふ〜んって感じですが、ハリウッド俳優とか活動家とか、かなり世間でウケている人が特集されているのでたまらない人にはツボだと思います。が、これがとにかくバカむずい。悲しいかな僕の英語力ではあんまり聞き取れません。いかにニュースキャスターの英語が聞き取りやすいかを痛感します。


一応、インタビュー以外にもたくさんコーナーはありますが、CNN ENGLISH EXPRESSほど勉強勉強してなくて、ちょっとしたゆる〜い雑談とかそんな感じのがメインです。この辺はちょっと簡単め。


各コーナーの最後にはちょっとしたクイズがついていますが、CNN ENGLISH EXPRESSほど充実はしていません。あくまでオマケです。


音声DL用のアプリがまあまあ使いづらいのがたまにキズですね。


総じて、内容どうこうよりも日常会話のリスニングを身につけたいならコッチが良いかと思われます。ただ、その分ちょっと難しいという感じです。興味のある特集があればたまに買います。



難易度: ☆〜☆☆
面白さ:☆
使いやすさ: ☆☆
オススメ度: ☆

多読多聴マガジンです。たしかこれは2ヶ月に1回の発刊だった気がします。その名の通り多読を推奨している雑誌なので僕は1回しか買ったことがないです。音声も朗読音声なのであまりリスニングには役立ちませんね。ただ、いろんな作品をつまみ食い出来るので、たくさんの話に触れたい本好きな人にはベストだと思います。ただ、この雑誌にはたしか問題演習が付いていなかったのでそこはビミョーですね。





最後に、英語雑誌の買い方について書きます。


最新のトレンドを追いたいとか、特別な理由がない限り、英語雑誌を定価で買うのはやめましょう。


フツーに買うと1500円くらいするんですよ、アレ。でも、中古で2ヶ月遅れとかで買えば半額以下で買えますから。ヤフオクなりマケプレなり駆使して安く手に入れちゃってください。



長々書きましたが要は

  • 単語や表現を学べるやつが良い
  • 問題演習で理解度を確かめる方が良い
  • ネイティブの生音声でリスニングも出来ると良い

というだけの話ですね。それを満たすのが日本の英語雑誌だよということでした。


日々の英語学習で迷走している人は参考にしてみてください。それでは。