こんにちは。じーむです。
突然ですが、みなさんは専門書の前書きって読みますか?
僕は必ず読んでいます。もちろん、その本が対象としている読者層を確認するためとか、要求されている事前知識を調べるためとか、そういった読む手助けとなる情報をチェックする意味合いもありますが、どちらかというとエンタメとして楽しんでいます。
そうです。専門書の前書きには著者の人となりが現れるのです。
今回は、理系の方々なら共感できるであろう、「理系専門書前書きあるある」をご紹介します。合コンで山手線ゲームの題材にしてみてはいかが?つまみ出されるでしょうね、おそらく。
高校からの接続を意識しがち
低学年向けの本は「高校の教科書の知識からスムーズに入れるよう十分な配慮をした。」みたいなことが書かれていますが、50%くらいの確率でウソです。
従来の教科書との違いを主張しがち
「従来のほとんどの教科書では解説されていなかった○○にも十分なページ数を割いた。」みたいなことも書かれています。これは本当にありがたいことが多い印象ですね。
研究の進歩について触れがち
医学系に多いのですが、研究の進歩によりこの分野がよりエキサイティングになっており、需要も高まっています!みたいなことを主張してきます。どの分野もそうだろ。
途中の計算を省いていないことをアピールしがち
本当か?省いてたら殺すからな。
分厚さについて触れがち
「本書は丁寧な書き方を心がけた結果、少し分厚くなってしまった。」みたいなちょっとした自虐が入っていることもあります。自信持って!大丈夫だよ!
出版社の人間ほか、家族や親にも感謝しがち
感謝は大切ですね。余談ですが、海外の本は「この本を最愛の妻である○○に捧げる。」みたいな書き方が多くてちょっとオシャレです。奥さんは「捧げられても……」って思ってそうですが。
学生にも感謝しがち
「本書は、筆者がおよそ○年間にわたって○○大学の1年生に対して行ってきた講義の内容をもとにしています。」みたいな本も少なくありません。そういう本の前書きの終わりにはだいたい「筆者の講義を受けた学生諸君の質問や指摘も有益だった。」的なことが書いてあります。どういたしまして。
感無量がち
よかったね。
結びの言葉かっこつけがち
たまに「○○年○月、札幌の寓居にて」とか「○○年○月、西陽さす書斎より庭の桜を眺めながら」
みたいなことが書いてあります。なんなんだ。
みなさん、こんにちは。マセマの馬場敬之(ばば けいし)です。がち
これはマセマ。